義風堂々!! 兼続と慶次 第10話
不敵な笑みの徳川家康、憂慮する石田三成、そして豊臣秀吉が上杉の上洛を待っていた。薄雲の座敷で落ち合った兼続と慶次だったが、薄雲の酔客が乱入する。その時の薄雲の機転に慶次は・・・。
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不敵な笑みの徳川家康、憂慮する石田三成、そして豊臣秀吉が上杉の上洛を待っていた。薄雲の座敷で落ち合った兼続と慶次だったが、薄雲の酔客が乱入する。その時の薄雲の機転に慶次は・・・。
共に上洛することを決めた兼続と慶次、それは勝てぬいくさであることを承知し、漢の義を貫いた清々しい生き方でもあった。別々に分かれ、独り京に向かう兼続が安土に差し掛かった時、兼続の前に転がり出た人影はなんと茂助だった。やっと・・・
聚楽第の庭園で豊臣秀吉が告げた計略は前田利家を驚かすには十分過ぎるものであった。由なるは佐渡平定の功労者である前田慶次の引見、だが秀吉の策には裏があった。引見の仲立ち人を上杉景勝に申し付け、傾奇者の振る舞いの責任を追及す・・・
堂森の地で月下に語り合う二人の前、水面に浮かび立ったのは、本能寺で自害し果てたはずの織田信長だった。妙姫の檜扇を手にした兼続がその素生を追及され暴かれた後に、生きていられるはずが無い。今なぜ、越後が滅びず兼続が生きている・・・
佐渡平定の報を聞き秀吉は独りごちた「兼続と慶次が欲しい」河原田城での宴、兼続は銚子を差し向け高統にすすめた。ところが高統は役不足だと景勝を指し、杯の酒を打ちかけた!そこには・・・。
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