大正ちっちゃいさん 第12話 最終回
長い夢から目覚めた京一郎。もうすぐ汽車は帝都に着く。これから新しい生活が始まるのだ。文明と電氣が張巡らされた帝都に死霊など出るはずがない。京一郎は、意気揚々と・・・。
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長い夢から目覚めた京一郎。もうすぐ汽車は帝都に着く。これから新しい生活が始まるのだ。文明と電氣が張巡らされた帝都に死霊など出るはずがない。京一郎は、意気揚々と・・・。
汽車は深い闇のなかを走っていた。時雨、千家、館林、それぞれが抱えるものはあまりにも重く、京一郎はその心に寄り添うことしかできない。そんな彼を見守る、ミサキの願い。京一郎は決意のもと・・・。
ひとり思索に耽る京一郎の前に現れたのは館林だった。京一郎を捕らえに来たのかと思えば、答えは否。館林は死霊兵を使うべきかは、軍部でも意見が割れていると語る。そして彼もまた・・・。
千家の誘いを京一郎ははねのける。その時、結界を破って、ミサキと時雨が飛び込んできた。京一郎はふたりに窮地を救われた形になったが、時雨に「お前はどうしたい」と問われ・・・。
結界のなか、千家と京一郎は向かい合う。大日本帝國の現状について、問答をかわすふたり。列強に対抗するため、千家が考える有効な手とは――。その答えを知った時、京一郎は・・・。
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