十二国記 第30話
柳国で身柄を捕らえられた祥瓊だが、賄賂を要求してくる県正とやりとりをする事で何の処罰もなく出てくることが出来た。そんな祥瓊を宿屋で相部屋になった楽俊が呼び止めた…。慶国へ着いた鈴達。だが、清秀の容態は日増しに悪くなってい・・・
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柳国で身柄を捕らえられた祥瓊だが、賄賂を要求してくる県正とやりとりをする事で何の処罰もなく出てくることが出来た。そんな祥瓊を宿屋で相部屋になった楽俊が呼び止めた…。慶国へ着いた鈴達。だが、清秀の容態は日増しに悪くなってい・・・
慶国の固継という里で生活を送り始めた陽子は、閭胥(ちょうろう)である遠甫から教えをこうていた。自分ができることは?その限界はどこなのか?陽子は少しずつ学んでいった。慶行きの船に乗ることができた鈴だが船で知り合った少年・清・・・
慶行きの船を待ち奏国に留まっていた鈴は「触」によって流された時に出会った朱旌にいた少女――今は一座の座長、と再会。一座が、今海客を一人連れている事を聞き会ってみる事にする。一方、悪いのは父から玉座を簒奪した月渓なのに、何・・・
里家の人達に殺されかけた祥瓊は、月渓の命によって恭国へ身柄を預けられた。恭国を治める王は、見た目は少女の姿をした女王だった。里家での生活を二度としたくない祥瓊は、供王の奚(はしため)として働く事を選ぶ。しかし、自分が一切・・・
梨耀の大切な壺を割った鈴は、罰として琶山の断崖にしか生えていない甘蕈をとりに行ったが、最中、崖下へと落ちてしまう。鈴を助けたのは監視役のはずの梨耀の騎獣・赤虎であった。一方、祥瓊の正体を知った里の人々は恨みを込めて、祥瓊・・・
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